作品について

イメージ

掲載した作品写真は制作途中(粘土)であったり、後に作り変えたり壊してしまった作品なども含まれている。 それは作品の様々な変容の過程で変わらず大切にしているイメージを、感じ取っていただければと思ったからである。
 このイメージとは、指が6本でも耳の位置や重心が多少ずれていても気にならないほど夢中になれるものである。

制作

彫刻は立体であるがゆえに、見る角度が少し変わるだけで印象が違って見える。
制作中も見る位置によってひどい表情になり、作品にうんざりする事がある。それは視点や光線の変化からだけでなくその時の心情によっても変化し、360度視点が変わる度に作り直す事になる。搬入した後も、展示した後も修正と言って制作している。 私はかなり往生際が悪い。

2022年6月 廣瀬 友彦

経歴

昭和30年(1955年)
生まれ
昭和53年
東京芸術大学彫刻科卒業
昭和54年
イタリアミラノ市立ブレラアカデミア留学
昭和56年
帰国
昭和56〜57年
川崎市立南加瀬中学講師
昭和57〜令和2年
私立早稲田中高等学校美術教諭
<退職記念「動物園のゴリラ」校内設置>
昭和58年
第1回現代日本具象彫刻展「走」入選
昭和61年
日展「月」入選
昭和62年
二科展「動物園のゴリラ」入選
現在二科会会員
平成元年
第4回国民文化祭さいたま89彫刻「森の人」入選 
同作品 さきたま緑道公園設置
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